秋葉原 電気屋街から、アニメ・美少女オタクの街へ
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秋葉原は、オタクの街である。
メイド喫茶がたくさんあり、美少女フィギュアやアニメグッズもあり、地下アイドルの街であり、AKB48の本拠地である秋葉原劇場がある。
私が東京に出てきたのは2000年だったが、その頃はまだ日本一の電気屋街でしかなかった。
ヤマダ電機やコジマ電気などの家電量販店も、まだまだ品揃えが悪くて、マイナーな電化製品を格安で買うには、秋葉原に行かなければならなかった。
2階建ての秋葉原デパートや古い秋葉原ラジオ会館がまだあり、駅前の小さな広場では、店頭販売ならぬ駅前販売のおじさん達が4人くらい並んで、物凄い切れ味の包丁や包丁研ぎ機、とんでもない威力の染み抜き洗剤などを売っていた。
ところが21世紀に入って、秋葉原は急速にアニメとフィギュアの街になり、メイド喫茶が乱立する街になった。
SNSはまだあまり広まっておらず、スマホもなかったが、インターネットではチャットや掲示板で「電車男」が話題になった。
そうして秋葉原には、パソコンオタク、アニメオタク、メイド喫茶オタク、フィギュアオタクたちが集まった。
2005年には、秋葉原48プロジェクトがスタートし、AKB48が劇場公演デビューした。
AKB48の成功を追うように、様々なアイドルグループが、今も秋葉原のあちこちで公演を行うようになった。
そして今や秋葉原は、世界のAKIBAになった。
海外のオタク達が、アニメグッズや美少女フィギュアを買いあさり、ファミコンの中古ゲームカートリッジを探し求める街へと変貌したのだ。
秋葉原駅 広域図
秋葉原は、山手線の東側部分の駅で、東京駅と上野駅の中間にある。
東京駅から2駅目、上野駅からも2駅目だ。
秋葉原に乗り入れている鉄道路線は、5線で次のようになっている。
- JR山手線
- JR京浜東北線
- JR総武線(緩行線のみ)
- 東京メトロ日比谷線
- つくばエクスプレス
京浜東北線は、東北本線の一部で、東海道線ともつながっている。
総武線緩行線は、中央線と相互乗り入れして「中央・総武線」として営業運転しているため、東に行けば千葉の船橋、西に行けば新宿や中野、吉祥寺などにもつながっている。
最後の「つくばエクスプレス」は21世紀(2005年)になってできた路線で、秋葉原駅と茨城県つくば駅をつないでいる。
秋葉原駅 周辺地図
秋葉原は地名としては有名だが、住所としては「神田(かんだ)」の一部となる。
毎年1月には、AKB48グループの新成人が神田明神で成人式を行っているのはそのせいだ。
秋葉原の動画