新宿は、江戸と武蔵野台地の端

新宿は、甲州街道の最初の宿場町(内藤新宿)だった場所だ。

 

甲州街道は山梨県(甲斐国)につながる街道で、その一番目が新宿だった。

 

昭和になってから繁栄した渋谷や池袋と違い、新宿は江戸時代からそれなりに賑わっていたらしい。

 

新宿は東京副都心と呼ばれていて、東京都庁がある。

 

東京都庁は、80年代までは丸の内、つまり東京駅の近くの有楽町駅の辺りにあったのだが、手狭になったので、新宿にあった淀橋浄水場の跡地に新都庁を建てた。

 

48階建て、高さ240メートルあまりの東京新都庁は、当時最も高かった池袋のサンシャイン60より高く造られた。

 

東京というのは、埋め立て地も多くて、地盤が弱い地域も多いのに、なぜそんな高層ビルが建てられたかというと、ここは武蔵野台地という頑丈な台地の上にあり、比較的地震に強いからだ。

 

武蔵野台地は頑丈なので、関東大震災(1923)によって壊滅した都心部から、新宿周辺に移り住んだ人も多いらしい。

 

もっとも、新宿から西に伸びている中央線沿いには、似たような事例が多い。

 

江戸時代から、大火で逃れて移り住んできた者によってできた村も多く、お洒落な街として知られる吉祥寺(きちじょうじ)などもその一つだ。

 

新宿駅には、JR山手線(と埼京線)、JR中央線(緩行線と急行線)、京王電鉄線、小田急線、西武新宿線、東京メトロ(丸ノ内線)、都営新宿線、都営大江戸線が乗り入れている。

 

新宿駅の全ての鉄道の乗降客数を合わせると、一日におよそ350万人ものヒトが乗り降りしていて、世界一の規模を誇っている。

 

新宿駅周辺地図

新宿は、世界一乗降客が多い駅
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
※Googleマップで見る→こちら

 

新宿駅には、東口・西口・南口の三つの出口があるが、駅がでかいだけに、駅をまたぐのも一苦労だ。

 

そのため、駅の東側と西側では、雰囲気がちょっと違っていたりする。

 

東京都庁は新宿駅の西側にあるが、この辺りは再開発地域なので、比較的道が真っ直ぐ走っていて見通しやすい。

 

一方、新宿駅の東側は、大きな道も真っ直ぐ走っていないし、路地も色んな方向に伸びていて、区画も三角形だったり台形だったりして、方向感がつかめない。

 

京都や大阪中心部のように、道が東西や南北に走っているところで長年暮らしている人間から見ると、なんでこんなにグチャグチャなのか気が狂いそうになる。

 

地上の道も分かりにくいが、地下道からの出口となると、もう出口の記号を頼りにするしかない。

 

大阪梅田の地下街はダンジョン(迷路)なんて呼ばれるが、それ以上かも知れない。

 

新宿駅の構内地図(JR東日本)

※右が北、上が西になる。
新宿は、世界一乗降客が多い駅

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