新国立競技場 どうかわった?
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新国立競技場は、2019年12月に完成した6万人収容の陸上競技場だ。
2020年の東京オリンピックのメイン会場として、陸上競技などが開催される。
競技トラックには、反発力の高いイタリア製のゴムシートが採用され、好記録が出やすい仕様となっている。
またフィールドにはられた芝生も、水はけの良い粒の揃った砂地を使用しており、水たまりが出来にくい構造になっている。
新国立競技場は、1964年の東京オリンピックのメイン会場として建設された国立競技場が老朽化したため、建て替えられたものだ。
旧国立競技場と新国立競技場 比較
旧国立競技場と新国立競技場、何が変わった?
まず旧競技場は、オープンエアで、屋根がついているのは一部のみだった。
開放感があり、聖火台も場内からどこでも見える位置にあった。
一方、新競技場は、360度ぐるっと屋根で取り囲まれており、豪雨や雷雨でも無い限り、競技やイベントが行える施設となっている。
風の通りを考えて、南東方向から吹く夏風は、フィールド下部に吹き込むように設計され、北西方向から吹く冬風は、フィールド上部に抜けるように工夫されている。
会場の収容人数は、5万人強から6万人に増え、トイレなどの施設も3倍くらいに増えた。
観客席は、さいたまスーパーアリーナのように、下層席はなだらかに、上層席は30度以上の傾斜になっており、どこからでも競技が見やすい構造になって居るという。
因みに、観客席の座席は一色ではなく、緑色や薄緑、濃い緑など、様々な色の席が散在しており、お客さんが少ないイベントでも、客席が賑わっているように見えるような工夫が施されている。
工事の時の殺風景なフェンスに、絵が描かれているようなもんだね。
ダガヤサンドウ
北参道と千駄ヶ谷を結ぶ通りを、ダガヤサンドウと呼ぶことがある。
北参道は、明治神宮の北側の入り口に当たるが、従来はあまり何もない通りだった。
しかし新国立競技場ができたことで、この界隈も賑わいを見せ始めている。
また将棋会館も、千駄ヶ谷の近くにあり、興味がある人には、オススメスポットかも知れない。
将棋会館
新国立競技場 アクセス 周辺地図
東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
- JR総武線各駅停車 千駄ヶ谷駅/信濃町駅:徒歩5分
- 都営大江戸線 国立競技場(A2出口):徒歩1分
- 東京メトロ銀座線 外苑前駅(3番出口):徒歩9分