バスタ新宿とは
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バスタ新宿は、新宿駅「新」南口にある、バスターミナルだ。
高速バスとタクシーの乗り場になっており、「バス」+「タ(クシー)」で「バスタ」というベタな名前がついている。
高速バスが屋上の4階、3階がタクシー乗り場になっており、JR新宿駅とも直結している。
このバスタ新宿は、以前、新宿駅周辺にたくさんあった高速バスやタクシーの乗り場を、一カ所に集約したものだ。
国土交通省の資料を見ると、殆どは新宿西口にあった乗り場だが、利用客がドンドン増えて、周辺のビルの前や駐車場に乗り場が拡がっていったらしい。
そしてその19カ所モノ乗り場を、一カ所にまとめたのがバスタ新宿だ。
散らばっていた高速バスターミナルを一カ所に集約した
バスタ新宿の運用が始まったのは2016年だが、工事が始まったのが2006年で、完成まで10年もかかっている。
たかだかバスターミナルのビルを作るのに、なぜ10年もかかったのかというと、新宿駅に架かっているおよそ270mもの陸橋の架け替えが必要だったからだ。
新宿駅は、JRのホームだけでも16番線まである巨大な駅で、さらに京王線や小田急線、西武新宿線のターミナル駅でもある。
その真上を跨線橋(こせんきょう)が架かっており、甲州街道(国道20号線)が走っている。
跨線橋というのは、線路をまたぐ橋という意味で、簡単に言うと陸橋だ。
ただこの新宿跨線橋は、なんと関東大震災の2年後の大正14年に架けられたもので、老朽化が酷かった。
耐震性能もひどく、道幅も狭かった。
そのため、早急に掛け替え作業が必要だったのだが、交通量が半端なく多いし、迂回路も殆ど無いため、道路を閉鎖して工事をすることが出来なかった。
そのため、この新宿跨線橋を架け替えるために、新宿駅構内の線路をズラしたり、迂回用の道路を先に造ったり、様々な手間がかかって、それで10年以上も時間がかかったわけだ。
因みに新宿4丁目方面からこの跨線橋を見ると、新宿駅全体が盛り上がっているように見えるが、これは錯覚ではない。
JR新宿駅周辺は、山手線の線路の上に、1.5ヘクタールもの人工地盤が造られており、実際に盛り上がっているのだ。
新宿駅の南には代々木駅があるが、代々木駅から新宿駅に歩いて行くと、とつぜん線路がビルや道路の下に潜り込んでいるように見えるけれど、線路が走っている高さが地面で、その上に人工地盤が造られているのだ。