浅草花やしき
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浅草界隈には、浅草寺仲見世の他にも、様々な観光スポットがある。
浅草花やしきや、浅草六区(あさくさろっく)がそれだ。
花やしきは日本初の遊園地と言われ、大阪の「ひらかたパーク」と双璧を為す。
日本で初めてローラーコースターを導入した遊園地だ。
コースターの速度はさほど速くないが、建物すれすれに走るローラーコースターは、意外に迫力がある。
「花やしき」は元々、植木商が営む植物園からスタートしていて、そこに様々な娯楽を取り入れていった経緯がある。
ただし営業が何度も中断して、所有者もドンドン変わって言っている。
現在の所有者は、バンダイナムコホールディングスの子会社だ。
浅草花やしき 広域地図
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
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浅草六区とは
浅草六区は、浅草寺の東側にある繁華街だ。
現在のつくばエクスプレスの浅草駅のすぐ東あたりで、浅草演芸ホールなどがある。
この六区というのは、ここが造成地であった名残だ。
もともとこの辺りは、浅草寺の火除地(ひよけち)で、いくつかの池があったらしい。
火除地というのは、江戸の街を火事から守るために儲けられた空き地や池で、浅草寺の周辺には火除地がたくさんあった。
そこで昭和になって、浅草寺公園を整備することになったときに、火除地を整理して造成した。
造成地は浅草公園一区から六区まであって、浅草公園六区には、様々な寄席や見世物小屋が出来た。
そして昭和の初期は、映画館が建ち並び、隆盛を極めていた。
ところが各家庭にテレビが普及しだしたころから、斜陽化した。
山手線の西側の新宿や渋谷などが若者で賑わい始めると、浅草は時代遅れの街になってしまい、廃れたらしい。
浅草六区 周辺地図
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
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