上野恩賜動物園
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上野動物園とは、恩賜(おんし)上野公園の中にある動物園だ。
恩賜上野公園の中にあるので、正式名称は、上野恩賜動物園である。
恩賜(おんし)というのは、君主から賜ったモノという意味で、日本で言えば皇室から賜ったものということになる。
しかし一般的には「上野動物園」と呼ばれていて、上野恩賜動物園とは滅多に呼ばない。
というのも上野公園はもともと徳川家の菩提寺の一つの「寛永寺(かんえいじ)」があった場所だからだ。
江戸時代から住む江戸っ子にとっては、上野は将軍様の菩提寺の門前であって、皇室から下賜(かし)された土地という認識は無いのかもしれない。
因みに寛永寺は、江戸の三代将軍・徳川家光が、江戸城の鬼門(きもん:北東の方角)を封じるために建てたもので、かなり由緒ある寺だ。
ただ寛永寺は、明治維新の戊辰戦争の際に、旧幕府軍が立てこもって戦闘が続いたため、上野一帯は焼け野原になってしまった。
そのため上野公園一帯は東京府の管轄になり、その後、宮内庁管轄の帝室御料地となり、大正時代に東京市に下賜された。
このとき始めて「恩賜」という名称が使われるようになって、今に至っている。
因みに恩賜と名前が付いている公園や庭園は、つぎの通り。
- 上野恩賜公園
- 井の頭恩賜公園
- 猿江恩賜公園
- 有栖川宮記念公園
- 恩賜箱根公園
- 浜離宮恩賜庭園
- 旧芝離宮恩賜庭園
昭和天皇のご成婚記念で下賜されたところが多い。
上野恩賜動物園 広域地図
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
※Googleマップで詳しく見る→上野恩賜動物園 広域地図
上野動物園は、JR上野駅の西側にある。
上野恩賜動物園 周辺地図
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
※Googleマップで詳しく見る→上野恩賜動物園 周辺地図
上野には、上野動物園以外にも、東京国立博物館や、国立西洋美術館など、多くの観光スポットが多数ある。
因みに、寛永寺は、東京国立博物館の北の方にあって、JR鶯谷(うぐいすだに)が最寄り駅になる。
上野恩賜動物園 基本情報
スポット名 | 上野恩賜動物園 |
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上野恩賜動物園 特徴 | パンダを初めとして、およそ500種類の動物を展示している日本有数の動物園。来園者は年間300万人前後。 |
上野恩賜動物園 営業時間・定休日 | 開園時間:9時30分~17時、
休園日:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)および年末年始(12月29日~翌年1月1日) |
上野恩賜動物園 料金(2018年夏現在) | 大人:600円、中学生:200円。小学生以下は無料、都内の中学生も無料。
年間パスポート:一般(高校生以上):2,400円 65歳以上:1,200円。 |
上野恩賜動物園 交通アクセス | 上野駅(JR東日本・東京メトロ。京成上野)
根津駅(東京メトロ) |
上野恩賜動物園 所在地 | 東京都台東区上野公園9-83 |
上野恩賜動物園 ホームページ | 上野恩賜動物園 ホームページ |