葛飾柴又と亀有
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葛飾柴又(かつしか・しばまた)も、耳馴染みのある地名だろう。
昭和の大ヒット映画シリーズ、『男はつらいよ』の舞台がこの柴又だった。
映画では、主人公の車寅次郎が柴又帝釈天(たいしゃくてん)の門前町の実家に、帰ってくるところから始まる。
因みに帝釈天とは、佛教の守護神であり、持国天・増長天・広目天・毘沙門天という佛教の四天王を引き連れる高位の存在だ。
佛教の守護神の代名詞で呼ばれる事から分かるとおり、柴又帝釈天はお寺だ。
正式名称は経栄山 題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)だ。
柴又の近くには少年ジャンプで連載されていた、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台の亀有(かめあり)もある。
葛飾柴又 広域地図
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
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こち亀のマンガでは、様々な最新グッズの紹介と共に、江戸情緒豊かな行事などが紹介され、古さと新しさが混在していたため、東京以外の人にとっては、亀有も柴又も、上野や浅草あたりのイメージだろう。
ところが実際の亀有も柴又も、上野や浅草から電車で30分もかかる距離にある。
葛飾柴又 周辺地図
※地図データ(C)2018 Google,ZENRIN
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柴又帝釈天は、東京都の東の端の方にある。
帝釈天の東には江戸川が流れているが、江戸川を渡ると、そこはもう千葉県だ。
江戸川寄りには「寅さん記念館」があるが、その近くには細川たかしが歌って大ヒットした「矢切の渡し」(やぎりのわたし)もある。
江戸川に橋が架かっていなかった時代に、対岸の矢切に渡る、渡し舟が往復していた場所だ。
柴又帝釈天 交通アクセス
- 京成線「柴又駅」下車。徒歩3分。
- 北総公団線「新柴又駅」下車徒歩12分。
- JR小岩駅より京成バス(金町行)に乗り15分程、「柴又帝釈天」下車。
- JR金町駅より京成バス(小岩行)に乗り5分程、「柴又帝釈天」下車。