羽田空港
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羽田空港(はねだ)は、主に国内線の飛行機が発着する飛行場だ。
関東には、他にも千葉県成田(なりた)の成田空港があり、国際線の殆どは成田空港発着になっている。
国内線は羽田空港、国際線は成田空港という棲み分けになっているわけだね。
近年、近距離の国際線も運行するようになっているが、これは滑走路の拡張や、羽田沖を埋め立てたりして新しい滑走路を作ったことで、発着便数を増やせるようになったからだ。
因みに海外からの国賓や皇族などが乗る飛行機は、羽田空港を利用している。
これは空港から都心までのルートの沿道警備が、成田空港より簡単だからだという。
羽田空港 広域地図
羽田空港は、東京都大田区にあり、多摩川の河口付近にある。
多摩川は東京都と神奈川県の県境になっていて、要するにギリギリ東京都という位置にある。
4本の滑走路と24時間運用
羽田空港は現在、AからDまでの4つの滑走路を持っている。
ただし昔の滑走路と、現在の滑走路の位置は、かなり違う。
1964年の東京オリンピックに備えて、3本目のC滑走路が造られたが、現在の滑走路は全て当時より沖合に移動している。
まず、旧A滑走路は、70年代になると潰されて駐機スペースになった。
これにとって、B滑走路とC滑走路による滑走路2本体制がしばらく続いた。
旧B滑走路は、ジャンボジェット機が導入されるようになって延伸されたが、3本目はなかなか造られなかった。
というのも1978年に成田空港が開業したことによって、国際線の発着が成田空港に振り替わり、便数が減ったからだ。
しかし海外旅行の自由化によって次第に便数も増えてきたため、羽田空港の拡張工事が始まった。
軟弱地であった羽田沖を、様々な新しい技術で埋め立てて、1988年に新しい滑走路を完成させた。
これによって新しいA滑走路が旧C滑走路の東側に造られ、新しいC滑走路はさらに海側に造られた。
2000年には、旧B滑走路も海側に移動し、東京オリンピック時に存在した3本の滑走路は全部海側に引っ越した。
羽田の滑走路の位置
※東京国際空港ターミナル資料「旅客ターミナルの概要」(2010/06/08)より
2010年には、桟橋方式によってD滑走路が建設され、供用開始となった。
D滑走路は、B滑走路とほぼ並行に造られた。
桟橋方式というのは、海の中に柱をたくさん立てて、その上に床を張る方式だ。
これは関西国際空港の建設計画の時にも議論されていた方法だが、様々な問題があって実現していなかった。
これによって夜間発着の障害となっていた騒音問題が緩和され、民主党政権下で、24時間使用が許可された。
現在は、主にC滑走路とD滑走路と国際便ターミナルで24時間使用が行われているが、ド深夜の旅客機の発着は少なくて、深夜から早朝までは、ほとんど貨物便の利用となっている。
羽田空港 周辺地図
羽田空港 ホームページ
羽田空港 紹介動画
羽田空港 交通アクセス
- 京急(京浜急行)「国際線ターミナル」「国内線ターミナル」駅
- 東京モノレール「国際線ビル」「国内線第1ビル」「国内線第2ビル」駅