首都高湾岸線とは
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首都高湾岸線とは、東京湾岸を走る高速道路だ。
湾岸線と呼んだり、湾岸道路と呼んだりする。
東は千葉の東関東自動車道に接続し、成田空港方面に向かう。
西は羽田空港を経て、横浜・横須賀方面に向かう。
湾岸線は、関東の高速道路ネットワークでは、非常に重要な高速道路だ。
と言うのも実は、湾岸線は
- 首都高中央環状線の一部
- 東京湾岸環状線の一部
- 神奈川と千葉を直接結ぶ道路
という経路であるからだ。
首都高中央環状線は、環状線と言いつつ、実は馬蹄形になっていて、閉じていない。
ただ湾岸線に乗り入れることで、一応環状だということになっている。
また湾岸線-アクアライン-館山自動車道-京葉道路-東関道-湾岸線という形で、東京湾岸をぐるっと一周する高速道路になっている。
渋滞する都心部を通らずに、神奈川県と千葉県を結んでいる意味は大きく、非常に有用な路線だ。
湾岸線の問題
湾岸線は現在、東名高速との連絡が悪い。
神奈川と千葉を結んではいるが、東名高速とつながっていないため、西からやってきた車を千葉方面に流すことができていない。
現在は、東名町田インターから保土ヶ谷バイパス(ほどがやばいぱす)を経て、横羽線を通るという経路がある。
保土ヶ谷バイパスは片側3車線で速度制限80kmという、自動車専用道路なのだが、それでも渋滞が酷くて、日本一混む道路の一つだ。
ただ2020年頃には、横浜青葉インターから港北インターへトンネルが開通し、神奈川北線(K7)を通って湾岸線に接続できるように工事が進んでいる。
こちらが開通すれば、横浜中心部を通らずに湾岸線に入れるようになるので、交通量も分散され、渋滞も緩和される予定だ。