首都高速6号向島線は、渋滞の名所だった

首都高6号向島線(むこうじません)は、年中渋滞している高速道路だった。

 

というのも、埼玉や千葉から、もの凄い数のトラックがここを通っていたからだった。

 

まず6号線の概要から説明すると、6号線は首都高の「放射道路」の一つだ。

 

東京の道路は、皇居(旧江戸城)を中心に、環状道路と放射道路という2種類の道路で構成されていて、放射道路は環状道路と環状道路を繋いでいる。

 

6号向島線は、皇居の外堀に当たる都心環状線(C1)の江戸橋ジャンクションから、北北東方面に伸びている首都高速道路の路線で、隅田川の東岸に沿って北上している。

 

途中の両国ジャンクションで、首都高7号小松川線と接続しており、千葉方面へは7号線経由で京葉道に入ることが多い。

 

両国ジャンクションからさらに北上して、堀切ジャンクションで外環道と接続する。

 

さらにここから北上して三郷(みさと)までつながっているが、ここからは首都高6号三郷線と呼ばれる。

 

つまり向島線は、埼玉と千葉の両方につながっている道路で、しかも都心部を走るため、だからもの凄い渋滞になってたんだね。

 

首都高速 道路地図(6号線は緑色の路線)



首都高6号線は、Wikipediaの記述によると、

この路線は東京都心部と常磐自動車道・東北自動車道・京葉道路方面を行き来する交通が集中するため渋滞が激しい。特に、両国JCTでは合流の都合上、当路線と7号小松川線の上り線をそれぞれ1車線ずつに減少するため渋滞に拍車をかけている。

※Wikipedia・首都高速6号向島線より引用

とある。

 

常磐道と東北自動車度は埼玉方面の道路で、京葉道は千葉の道路だから、このルートを走る車が、首都高6号向島線に流れ込んでいたわけだね。

 

図で示すと、こういう感じになっていた。

外環道 千葉ルート開通前の状況

外環道HPより作成。

この図を見ると、都心部に向かってくさびを打ち込むような、もの凄い経路を走っていることが分かるね。

 

ところが2018年6月に、外環道の千葉ルートが開通し、その高架下を走る国道298号線も完成した。

 

その結果、千葉−埼玉間の物流ルートの主流は、こういう感じになった。

 

外環道 千葉ルート開通後の状況


コレを見ると、東北道や常磐道からのトラックは、東京都内に入らずに千葉に向かえることになった。

 

さらに高谷ジャンクションでは首都高湾岸線にも接続しているため、川崎・横浜といった神奈川方面へも、都心部を通らずに直通でいけるようになった。

 

埼玉と千葉の間の物流以外にも、埼玉と神奈川の物流にも、新たな選択肢ができたわけだね。

 

魔の号向島線の渋滞が、ウソのようになくなったというのは、誇張でもなくホントの話らしいね。

広告