外環道(がいかんどう)とは
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外環道(がいかんどう)とは、東京外環自動車道(とうきょうがいかんじどうしゃどう)の略だ。
首都圏3環状9放射道路の一つで、東京を中心に半径15kmくらいの距離を走る環状道路だ。
ただし、計画では、全線で85kmになるのだが、まだ34kmしか開通していない(2017年現在)。
バイパスとして役にたちだすのは、2017年度中に開業予定の三郷南IC-高谷JCT区間が開通してからになるだろう。
(追伸:2018年6月に開通しました→外環道 国道298号線 千葉ルート開通!)
高谷JCTでは、京葉道路に接続するため、開通すると、千葉県と埼玉県を直接結ぶ道路が完成する。
千葉は「農業産出額全国第4位、海面漁業漁獲量全国第7位」という農林水産県であるため、海に面していない埼玉に魚介類を運ぶのが便利になる。
また東京ディズニーリゾートは千葉県の浦安市にあり、埼玉からの観光バスも新開通区間を通ることになるだろう。
そのため、東京都内に入るトラックやバスなどが減って、東京都内の道路の渋滞も緩和されると期待されている。
※開通後の話はこちら→首都高6号向島線が渋滞しなくなった理由
外環道の地図(2017年現在)
※国土交通省・関東道路整備局HPより引用
外環道の西側のルートでは、中央道や東名高速道路と接続する予定になっているが、残念ながらなかなか工事が進んでいない。
というのも東京都や神奈川県では、既に住宅が密集している地域で、土地買収が全く進まないからだ。
千葉ルートでさえ、土地買収が難航して完成が遅れたのに、東京神奈川だと、ほぼ不可能だ。
そのため近年になってようやく、大深度地下を通すというプランに変更になったが、それでも遅々として進まない。
さらに新東名も開通して、物流量も増えているため、開通したから渋滞がなくなるかというと、そうでもないかもね。
さて、外環道のイメージを関西で考えると、どうなるだろう。
グーグルマップ上に、半径15kmの赤い円を描いてみると下のようになる。
西宮・宝塚・川西・高槻・枚方・生駒か奈良・柏原・藤井寺・羽曳野・堺あたりを、ぐるっとつないだような感じだね。
大阪半径15km圏(外環道のイメージ)
※グーグルマップより作成