第三京浜(だいさんけいひん)とは
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第三京浜(だいさんけいひん)とは、第三京浜道路の略で、東京と横浜を結ぶ有料国道だ。
東京と横浜を結ぶ道路はいくつもあるが、特に京浜という通称名が付いている道路路線が三つあって、そのうちの一つがこの第三京浜道路だ。
第三京浜は、国道466号線の一部を自動車専用にしたもので、二子玉川駅より少し南にある玉川ICから、保土ケ谷ICを経て横浜駅付近に続いている。
玉川ICでは、都道311号環状八号線(いわゆる「環八通り」)と接しており、保土ケ谷ICでは、横浜新道(有料・国道1号)と接している。
また途中の横浜港北ICでは、横浜環状北線(K7)と接続しており、首都高・湾岸線への乗り入れにも便利になっている。
横浜環状線はさらに東名高速・横浜青葉ICまで延伸工事が進んでおり、2020年頃には東名高速とも接続される予定だ。
「第三」という番号が付いている事からも分かるとおり、「第一京浜」とか「第二京浜」もあるが、こちらは自動車専用道路ではなく、一般道だ。
第三京浜道路の路線地図(中央部の紫色の線)
第一京浜、第二京浜とは
東京と横浜を結ぶ道路を「京浜道路」と呼ぶ。
ただ一般的に京浜道路と呼ばれるのは、第一京浜・第二京浜・第三京浜の3つの路線だけだ。
そのうち第三京浜だけが有料の自動車専用道で、他の日本は一般の国道だ。
第一京浜道路(京濱国道)とは?
第一京浜は、日本橋を起点とする国道15号線の一部だ。
日本橋-新橋間を「中央通り」と呼び、新橋-横浜間を「第一京浜」と呼ぶ。
第一京浜は、京急線(京浜急行電鉄)と併走しており、東京湾に近いところを走っている道路で、羽田空港へのアクセス道路になる。
また環七通りや環八通りともつながっており、内陸部へのアクセスも良い道路だ。
ただし交通量の増加により渋滞するようになったため、新しい京浜道路が計画されて造られた。
それが「第二京浜」だ。
第二京浜道路とは?
第二京浜とは、「二国(にこく)」とも呼ばれる道路だ。
国道1号線の一部で、五反田から横浜までの区間を特に「第二京浜」と呼ぶ。
第二京浜は戦前に計画された路線で、可能な限り直線状にコースがとられている。
これは非常時に飛行機の滑走路として使えるように計画されたとも言われており、道路上の障害になりそうな電線なども張られていない。
ただし歩道幅が狭すぎるので、片道3車線の部分を2車線にして、歩道を広くする工事が行われている。