館山道とは
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東関道(とうかんどう)には、水戸線と館山線の2ルートがある。
東関道水戸線は、首都高湾岸線の東端の「高谷(こうや)ジャンクション」を起点にして、成田空港へ向かう高速道路だ。
2018年6月に、外環道の千葉ルートが延伸して高谷ジャンクションまでつながったので、外環道とも接続している。
もう一つは、千葉県の館山方面に向かう「東関道館山線(たてやません)」だ。
館山線は、千葉県の内房(うちぼう)に沿って伸びていて、水戸線と全然違う地域を走っている。
そのため、間違えを避けるため東関道とは呼ばず、「館山道(たてやまどう)」とか、「館山自動車道」という別名で呼ばれたりもする。
因みに内房(うちぼう)とか外房(そとぼう)という言い方は、千葉県の地域名だ。
内房というのは房総半島の内側で、東京湾に面した方の地域。
外房というのは太平洋に面した地域で、九十九里浜などは外房地域になる。
JR路線も、千葉駅から先は、内房線と外房線に分かれるね。
東関道のナンバリングはE51だが、館山道のナンバリングは、なぜか京葉自動車道と同じE14が当てられている。
東関道がややこしいのは、実はこの辺りにある。
東関道館山線と言いながら、実質は京葉自動車道の延長線なのだ。
なぜこういうややこしいことになったのかはよく分からないが、関西から来たモノからしてみると、なんでやねんという感じだ。
もしかしたら千葉県民も、そう思っているのかも知れないが。
もう少し詳しく書くと、京葉道路-館山道-富津館山道路が一体運用されていて、東京都の東橋から、千葉県の南房総市までを繋ぐ自動車専用道路ってことだ。
木更津(きさらづ)ジャンクションでは、東京湾を横断するアクアラインと接続しており、海を渡って神奈川県方面にも行くことができる。
また同じく木更津ジャンクションで、圏央道ともつながっており、2024年以降に成田方面のルートが開通すると、成田空港へのアクセスも便利になる。
まあ成田に行くのであれば、東関道経由の方が早いけどね。