京葉道(けいようどう)は、千葉県南部に向かう高速道路
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京葉道(けいようどう)とは、京葉道路の略だ。
道路ナンバリングでは、E14が割り当てられており、首都高7号小松川線と直通で接続している。
ただちょっと紛らわしいところがある。
というのも首都高7号小松川線の少し北側ある一般道も、京葉道路と呼ばれているのだ。
こちらは国道14号線の別名で、靖国通りの延長線上にある。
一般道の京葉道路は、東京都内だけでの呼び方で、千葉県に入ると国道14号線と呼ぶらしい。
この国道14号線は千葉県に入ると京葉道路(高速)の高架下を走るようになり、篠崎インターで高速道路に乗り入れることができる。
一般道の京葉道路と、高速道路の京葉道がここで合流するわけだね。
京葉道の笹崎インター入り口
※グーグルストリートビューより
京葉道は、京葉ジャンクション(市川市)では外環道(C3)に接続しており、埼玉方面に向かうことができる。
また宮野木(みやのぎ)ジャンクションで東関道(E51)に接続しており、成田方向に向かうことができる。
さらに千葉東ジャンクションでは千葉東金道路(とうがねどう)に接続しており、東金方面に向かうことができる。
終点では館山道(E14)と接続しており、木更津では東京湾アクアラインや圏央道ともつながっている。
宮野木JCT以南は高速道路ではなく、自動車専用道路になっている。
2018年 外環道千葉ルート開通以前
京葉道は、千葉-埼玉間のメイン物流ルートで、かつては日常的に渋滞している道だった。
千葉から東北道や常磐道(じょうばんどう)などの埼玉方面に自動車専用道で入るには、京葉道から首都高7号小松川線に入り、そこから首都高6号向島線-三郷線(みさとせん)を使うしかなかった。
が、この首都高6号三郷線は首都高で最も渋滞が酷い区間で、平成28年の渋滞損失時間はなんと215万時間。
これは東名高速の海老名-横浜町田間の151万時間をはるかに上回るとんでもない交通渋滞だ。
こういう都心部の大渋滞区間を通らないといけなかったため、京葉道もなかなか使いづらかった。
しかし2018年6月に圏央道の千葉ルートが開通したため、都内に用がないトラックは圏央道を使うようになり、京葉道から首都高7号線に入る必要がなくなっている。