海老名−横浜町田 は、なぜ混む?

2017年春現在、日本の高速道路で一番渋滞するのは、東名高速の海老名(えびな)ジャンクション(神奈川)と、横浜町田インターチェンジの区間だ。

 

この区間は、国土交通省が公表している渋滞ランキングの1位(上り)と4位(下り)に入っていて、上り下りを併せると、年間で250万時間も渋滞損失が起こっている。

 

交通渋滞の内訳は、次のようになっている。

 

交通渋滞の内訳 海老名−横浜町田 上り区間(H28)
  • 交通集中渋滞: 48万時間
  • 事故渋滞: 39万時間
  • 工事渋滞: 5万時間
  • 時速40km程度のノロノロ: 58万時間
交通渋滞の内訳 海老名−横浜町田 下り区間(H28)
  • 交通集中渋滞: 16万時間
  • 事故渋滞: 8万時間
  • 工事渋滞: 7万時間
  • 時速40km程度のノロノロ: 71万時間

この大渋滞は、一体なぜ起こっているのか。

 

高速道路 渋滞の原因 内訳グラフ

赤色:交通集中緑色:事故黄色:工事、グレイ:時速40kmで前進。



海老名−横浜町田の間でなぜ渋滞が起こるのか。

 

まず1つの原因は、海老名ジャンクションが、東名高速と圏央道(けんおうどう)の交点に当たる地点であることだ。

 

圏央道は、関東の3環状道路の一番外側を走る高速道路で、埼玉方面からの車がたくさん走ってくる。

 

これが東名高速の上りに合流してくるため、ここでまず自然渋滞(交通集中渋滞)が起こる。

 

またこの区間には、海老名サービスエリアという、非常に充実した広いサービスエリアがある。

 

サービスエリアから出てきた車が本線に合流してくるため、ここでも自然渋滞が起こる。

 

さらに問題なのが「大和トンネル(やまと・とんねる)」で、ここがとにかく混む。

 

トンネルの入り口付近では、一般的に減速しやすく渋滞になりやすい。

 

トンネルは少し狭く暗く感じるため、注意してスピードを落としやすく、これが自然渋滞の原因になる。

 

さらに東名の上り区間では、大和トンネルは急勾配の上りになっており、これによっても減速が起こる。

 

逆に下り区間では、サグ部になっており、これも渋滞の原因だ。

 

サグ部というのは、下り坂から上り坂になる部分のことで、交通集中渋滞の原因の一つだ。

 

高速道路会社のデータによると、交通集中渋滞の50%以上は、上り坂やサグ部で起こっているのだが、それがこの大和トンネル付近にあるわけだ。

 

圏央道の接続によって、新宿方面や埼玉方面への車はこの区間には入ってこなくなった。

 

が、それでも横浜方面に行くには、やはりこの区間を通らないといけない。

 

というのも横浜中心部に向かうために使う保土ヶ谷バイパスは、海老名よりさらに都心部にある横浜町田インターからしか入れない。

 

さらに首都高湾岸線直通の横浜環状道路も、町田より先の横浜青葉インターで接続する予定になってるし。

 

そういうわけで、海老名−横浜町田は、まだしばらくは激混み状態になりそうだね。

 

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